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CT検査とは?MRI検査との違いや受診までの流れを解説

「CT検査でわかることは何か」
「CT検査にかかる費用や所要時間について知りたい」
「CT検査とMRI検査とでは何が異なるのか」

CT検査に対して、上記のような疑問をかかえていないでしょうか。

はじめてCT検査を受ける場合、わからないことが多く、不安を抱く方もいるでしょう。

本記事では、CT検査の特徴やMRI検査との違い、CT検査に関するよくある質問についてもあわせて紹介するため、ぜひ参考にしてください。

1回5分で全身のがんリスクがわかる!※1

採血でがん細胞を捕捉「マイクロCTC検査」

  • 1cm未満の早期がん細胞も捕捉可能
  • がん細胞を直接捕捉・個数まで提示
  • 特異度94.45%の検査精度※2
事前準備不要
医療被ばくなし
検査費用198,000円
検査時間1回5分
※料金はすべて税込価格です ※1.血液がんを除く ※2.陰性時にがんに罹患していない正確性
目次

病院で受けるCT検査とは

CT検査(Computed Tomography)とは、X線を使用し、人体を輪切りにしたような画像を撮る検査です。

筒状の大きな装置のなかに仰向けの状態で入り、360度あらゆる方向から撮影をおこないます。

一般的なレントゲン撮影ではわからないような体内の詳しい情報を得られることが特徴で、

とくに脳や肺、腹部、骨の検査に特化した検査です。

ここでは、CT検査の特徴や、見つかる病気、検査費用、所要時間などについて解説します。

CT検査の特徴

CT検査の大きな特徴は、X線や造影剤を使用する場合がある点です。

X線は体内の各臓器や組織により吸収量が異なり、その違いを白黒の濃淡として表示したものがCT検査の画像です。

また、CT検査には造影剤を使用しない「単純CT検査」と、造影剤を使用する「造影CT検査」があります。

造影剤とは、特定の臓器の働きや血管の流れなどを確認するために、主に静脈から注入されるものです。

単純CT検査で判断できない病変でも、造影剤の使用により画像にコントラスト(色の濃淡)がつき、診断しやすくなる場合があります。

CT検査で見つかる病気

CT検査で見つかる病気には、次のようなものがあります。

  • 全身CT検査:肺結核、気管支拡張症、気胸、胸部大動脈瘤、心臓疾患など
  • 胸部CT検査:脳出血、脳梗塞、肺炎、胆石症、胆のう炎、膵炎など
  • 腹部CT検査:尿管結石、腎結石、骨折など

さらに、CT検査では全身のほぼすべてのがんも見つけられます。

CT検査の費用

CT検査にかかる費用は、検査の種類や施設により異なりますが、造影剤を使用しない単純CT検査を自己負担3割の保険適用で受ける場合は5,000円程度です※1

造影剤を使用する場合は、7,000~8,000円程度で受けられます※2

CT検査の時間

CT検査にかかる時間は、検査部位や目的などにより異なりますが、撮影自体は10〜20分程度と短時間で終了します※3

造影剤を使用する場合は、血管の確保や造影剤の投与のために、さらに5~10分程度かかるでしょう。

CT検査とMRI検査の違い

CT検査とMRI検査では、どちらも大きな筒状の装置のなかに入り検査をおこなうため、違いがわからない方もいるでしょう。

MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)とは、強力な磁場により体内の水素原子の動きを検出して画像化する装置です。

CT検査とMRI検査は、どちらも体内を輪切り化した画像を撮影する検査ですが、検査方法や検査時間、検査費用などが異なります。

検査方法の違い

CT検査ではX線を使用しますが、MRI検査では磁力と電波を使用して撮影をおこないます。

CT検査では、X線を使用するため放射線被ばくのリスクがありますが、MRI検査では磁力と電波を使用して検査をするため、被ばくはありません。

また、両者は画像の鮮明度においても違いがあります。

CT検査はMRI検査と比べて画像のコントラストが若干弱く、病変の確認が難しい場合があります。

たとえば、CT検査は画像のコントラストが弱いため、血管の状態の確認にはあまり向いていません。

一方で、MRI検査の画像はコントラストがはっきりしているため、CT検査ではわかりにくい病変でも確認しやすいとされています。

検査時間の違い

検査時間は、MRI検査よりもCT検査のほうが短時間で済みます。

検査時間は検査する部位や内容により異なりますが、CT検査が10~20分程度である一方で※3、MRI検査には20~60分程度かかります※4

MRI検査では、狭い筒状の装置のなかで一定の時間静止する必要があるため、閉所恐怖症の方にとっては負担が大きいでしょう。

検査費用の違い

CT検査とMRI検査のそれぞれにかかる検査費用は、MRI検査のほうが高額となる傾向にあります。

健康保険で3割負担の場合、CT検査では5,000円程度※1、MRI検査では8,000円程度かかります※5

造影剤を使用する場合は造影剤の種類や量により異なりますが、CT検査では9,000円から、MRI検査では10,000円からの費用をイメージしておくといいでしょう※6

CT検査の流れ

CT検査は、大きく分けて次のような手順でおこなわれます。

  1. 問診票を記入する
  2. 造影剤で血管確保する
  3. CT撮影を受ける

それでは、それぞれの手順について詳しく解説します。

問診表を記入する

問診票では、病歴や服用薬、アレルギー歴、女性であれば妊娠の有無などを記載します。

安全に検査を受けるためにも、直近の検査結果やお薬手帳などがあれば持参するといいでしょう。

 造影剤で血管確保する

医師の診察により造影剤が必要だと判断された場合、CT撮影の前に、造影剤を注入するための血管を確保しておきます。

造影剤CT検査では、造影剤を投与する前のからだの状態も撮影する場合が多いため、造影剤が投与されるタイミングはCT撮影の途中です。

造影剤を注入されたあとに、全身に熱感を生じる場合がありますが、正常な作用であるため心配は必要ありません。

造影剤を投与された方のなかには、検査中や検査後に湿疹や吐き気などのアレルギー症状が見られる場合があります。

アレルギーのような症状が出てきた場合は、検査を受けた医療機関の担当医師に報告し、指示に従い対応しましょう。

CT撮影を受ける

CT撮影ではベッドに仰向けになり、筒状の装置のなかに入ります。

検査がはじまると、ベッドが動いたり、筒状の装置が周囲を回転したりしながら体内の画像を撮影します。

検査画像の精度を上げるために、撮影中はできるだけ動かないようにしましょう。

また、検査前には撮影の妨げにならないように、ネックレスやピアス、時計などのアクセサリー類(金属類)は外すように指示される場合があります。

スピーディー・安心に検査できるマイクロCTC検査

「スピーディーで安心できる検査を受けたい」と考えている方には、マイクロCTC検査がおすすめです。

マイクロCTC検査は、1回5分と非常に短い検査時間で全身のがんリスクを調べられます

高精度でありながらも、身体的負担が少なく、通勤途中や買い物のついでにも気軽に検査を受けることが可能です。

ここからは、マイクロCTC検査の特徴をお伝えします。

検査時間はわずか5分

マイクロCTC検査の検査時間は、1回5分です。採血自体は数分で終了し、前後の準備を含めても1回5分程度で終わります。

CT検査やMRI検査と比べて、短時間で全身のがんリスクを調べることができます

検査着に着替えたり、身の回りの貴金属を外したりする必要がないことから、身支度にかかる時間も軽減できます。

また、検査薬の注入や服用がないため、検査後すぐに仕事や家事に戻ることが可能です。

忙しい方でも気軽に検査が受けられることも、マイクロCTC検査の魅力です。

被ばくなど身体的リスクがないので安心

マイクロCTC検査は、被ばくのリスクがないため、安心して受けられる検査です。

放射線を使用するCT検査は、医療被ばくのリスクがあります。健康に影響を及ぼさない程度の被ばく量ではありますが、発がんリスクの上昇につながる恐れがあります。

マイクロCTC検査の場合、少量の血液を採取して分析をおこなうため、身体的な負担は生じません

また、MRI検査とは異なり、造影剤は投与しません。造影剤によるアレルギー症状や副作用を引き起こす心配もなく、全身のがんリスクを明確化します。

安全性と正確性が高いがんリスク検査を受けたい方には、マイクロCTC検査がおすすめです。

悪性度の高いがんのみを捕捉

マイクロCTC検査は、悪性度の高いがん細胞のみを捕捉する画期的な検査です。

悪性度の高いがん細胞は、がん治療の最も重大な課題である「浸潤・転移」を引き起こす、高い能力を持っています。

全身の臓器や組織に広がったがん細胞は、さらに増殖をし、さまざまな症状を引き起こします。

そのため、早期かつ確実に悪性度の高いがん細胞を見つけて、治療につなげることが重要です。

しかし、CT検査やMRI検査では、がんが1cmの大きさに成長しない限り、発見が困難です。

がんが1cmを超えるころには、がん細胞は10億個以上に増殖しており、その後進行スピードが早くなります。

マイクロCTC検査の場合、1cm未満のがん細胞の検出が可能です。非常に早い段階で悪性度の高いがん細胞を特定し、早期治療につなげています。

CT検査に関するよくある質問

ここでは、CT検査に関してよくある質問について回答します。

  • CT検査をするタイミングについて
  • 全身CT検査でわかることは何か
  • CT検査の結果はいつわかるのか

それぞれの質問に対する回答について詳しく解説します。

CT検査についてより詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

CT検査をするタイミングは?

CT検査をする主なタイミングは、次のとおりです。

  • 病気の精密検査をする
  • 手術前に精密検査をする
  • 抗がん剤を使用中の経過観察をする

人間ドックでがんの有無を調べる際や、事故や怪我で外傷を負った際にもよく使用されます

全身CT検査でわかることは?

全身CT検査では、脳や肺、腹部、骨などの全身に生じうる疾患の発見に加えて、次のようなこともわかります。

  • がんの有無や広がり、ほかの臓器への転移の有無
  • がん治療後の再発の有無
  • 実施している治療の効果の有無

全身CT検査は、がんの家族歴があることで全身を調べたい方や、レントゲンでは確認しにくい骨折の疑いがある場合などにおすすめです。

CT検査の結果はいつわ分かりますか?

検査の結果は、一般的に検査後から一週間程度で主治医から説明されます(※7)。

ただし、緊急を要する場合においてはその日に結果が出ることもあります。

まとめ

CT検査とは、X線の使用により、人体を輪切りにしたような画像を撮る検査です。

脳や肺、腹部、骨の検査に特化しており、外傷を受けた際に緊急で検査する場合や、人間ドックで全身のがんを調べる場合などに用いられます。

CT検査と似ている検査にMRI検査が挙げられますが、CT検査のほうが検査時間が短く、検査費用も安い特徴があります。

ただし、CT検査とMRI検査の間に優劣があるわけではなく、それぞれ得意とする検査部位やメリット・デメリットがあるため、必要に応じて使い分けられます。

本記事で紹介した内容を理解しておけば、はじめてのCT検査でも安心して受けられるでしょう。

<参考リンク>
(※1):CT検査(コンピューター断層撮影診断)の費用について|CT検査|独立行政法人国立病院機構 水戸医療センター
(※2):CT・MRI検査予約の流れ|国立病院機構 宮崎病院 放射線科
(※3):Q6. 検査にはどのくらいの時間がかかりますか|CT検査|国立がん研究センター 東病院
(※4):どのように検査し、検査時間はどのくらい?|よくある質問Q&A|MRI検査|大阪大学医学部附属病院 放射線部
(※5):検査費用について|MRI検査とはどんな検査?|金沢大学附属病院 放射線部
(※6):検査費用について|紹介診療でのCT・MRI検査のご案内|独立行政法人 国立病院機構 青森病院
(※7):【検査終了後】|CT検査を受けられる方へ|CT|共立蒲原総合病院

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
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