がん検査キットは、だ液や尿、血液などの自己採取のみでがんのリスクをチェックできるものです。
自宅や医療機関で時間を掛けず手軽にがんの可能性をチェックできるため、使用を検討している方もいるでしょう。
しかしがん検査キットには数多くの種類があるため、どのキットを使用すればよいか決められずに悩んでいる方もいるかもしれません。
そこで今回は、おすすめながん検査キットをランキング形式で紹介します。
使用のメリットや注意点などもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
がん検査キットとは
まずは、がん検査キットがどのようなものなのか詳しく解説します。
がんを罹っている可能性を調べる
がん検査キットは、がんに罹っているのかどうかを自身で簡単に調べられるキットです。
専用の容器に唾液や尿などを入れて指定の場所へ提出すれば、さまざまながんリスクをチェックできます。
一般的ながん検査は医療機関に出向く必要がありますが、検査キットであれば自宅にいながらがんのリスクを把握できます。
将来的ながんのリスクを調べる
現在がんに罹っている可能性に加えて、将来がんが生じやすい部位を調べられる検査キットもあります。
発症リスクを下げるための生活改善方法や受診頻度など、今後おこなったほうがよいことを結果とあわせて提示してもらえるものもあります。
そのため、検査キットを使用すれば一生のがん対策が可能です。
定期的に受けることで身体の変化がわかる
がん検査キットはオンライン上で購入できるため、多忙で医療機関へ足を運ぶ時間がなかなか作れない方でも定期的に使用しやすいです。
定期的に使用すれば、がんのリスク度合いの変化が経時的に把握できます。身体の変化がわかりやすく健康管理しやすいことも、がん検査キットにある大きな特徴です。
おすすめのがん検査キットランキングTOP5
ここからは、おすすめのがん検査キットランキングを紹介します。各検査キットの特徴をお伝えするので自身でイチから選ぶことが難しいと感じる方はチェックしてみてください。
1位:マイクロCTC検査
マイクロCTC検査は、増殖する過程で血中に漏れ出したがん細胞そのものを捕捉することで、全身のがんリスクを明確知ることができる先端検査です。
従来のがんのスクリーニング検査のように傾向値をもとに診断するのではなく、がん細胞そのものを補足するため、提示された結果に対して納得感を持てるのが特徴です。
所要時間5分の採決1回で、血液がん以外のがんリスクを発見できます。料金は198,000円(税込)と他のがん検査キットに比べて高価ですが、従来の全身がん検査は約30万円くらいかかるため、約10万円安いことになります。
がんのリスクに本気で向き合いたい方、精密な検査結果を希望する方は、ぜひマイクロCTC検査を利用してください。
2位:銀座血液検査ラボ
銀座血液検査ラボは、自己採血専門施設です。来店後、採血方法とアプリの使い方の説明を受けて自己採血します。
独自に開発した高精度の検査キットは、たった1滴の血液で10~11種類のがんリスクを調べることが可能です。
採血自体は1~2分程度で終了します。検査結果は最短2日でスマートフォンのアプリに届きます。
手軽に検査を受けたいけれど、自宅で一人で検査をするのは不安と感じている方におすすめです。
万が一、検査で異常が判明した場合、パソコンやスマートフォンのビデオ通話を通じてオンライン診療が受けられます。
検査費用は、男性向けがん検査、女性向けがん検査ともに19,800円(税込)です。※2
3位:GME医学検査研究所
“精確な検査”で心と体に寄りそう
- 送料・代引手数料無料
- 午後3時までの注文で翌日到着
- 注文から結果判明まで最短4日
事前準備 | 不要 |
医療被ばく | なし |
検査費用 | 4,260~20,790円 |
検査時間 | 記載なし |
GME医学検査研究所では、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がんの各種検査キット、複数の検査項目をまとめたオススメがん検査キット、女性のがん検査キットがあります。
検査キットは、年中無休で注文・発送が可能です。平日・土日祝を問わず15時までに申し込み・入金が完了した場合、即日発送に対応しています。
医療機関を受診する時間がない方はもちろん、手軽かつスピーディーに検査キットを手に入れたい方にもおすすめです。
また、充実したサポート体制も魅力の一つです。はじめて検査キットを使用する方に向けて、検査キットの選び方や検体の採取方法などの電話相談に対応しています。
検査キットは、予備の採血キットが付いたスタンダードパッケージと、予備なしのローコストパッケージの2種類から選べます。
スタンダードパッケージの検査費用は、4,900~20,790円(税込)、ローコストパッケージの費用費用は、4,260~18,420円(税込)です。※3
4位:おうちでドック
がんや生活習慣病など、人間ドック並みに幅広い病気のリスクチェックができる検査キットです。数滴の血液と尿の採取にて、検査できます。
採取に失敗したときには無料でキットを郵送してもらえるため、万一のときにも安心です。
おうちでドックには特許技術が導入されており、病院で受ける検査と同程度の精度が期待できます。検査結果は、2~3週間程度で自宅に届きます。
検査費用は、21,780円(税込)です。※4
5位:サリバチェッカー
だ液を採取し、肺がんや胃がん、大腸がん、乳がんなど計6種類のがんリスクをチェックできる検査キットです。
だ液の採取は、ストローを使用し専用容器に取るのみと誰でも簡単にできます。そのため、身体への負担を心配せずに検査できます。
だ液を採取した時点でのがんリスクをグラフやチャートで確認できるため、自身の身体の変化を一目で把握可能です。
サリバチェッカーは、医療機関にて受ける形となります。
検査費用は医療機関ごとに異なるため、費用の詳細を知りたい方は各医療機関にて確認しましょう。
がん検査キットの種類
がん検査キットには、1種類のがんリスクを調べるものと複数のがんリスクをまとめてチェックできるものの2通りがあります。
一つのがんに特化した検査
大腸がんや胃がん、子宮頸がんなど1つのがんに焦点を当てリスクの程度を調べるものです。
検査するがんが1種類であるため、費用は数千円程度と手頃な設定であるものが多いです。
そのため検査費用を抑えたい方や、気になるがんの検査のみ受けたい方に最適といえます。
複数のがんをまとめて検査
検査キットのなかには肺がんや胃がん、すい臓がんなど複数のがんリスクをまとめてチェックできるものもあります。
検査費用は1種類のがんに特化したキットよりも高く、数万円程度かかるケースが多いです。
しかし病院を受診せずに血液や尿、だ液などの採取のみで複数のがんリスクをチェックできるのは大きな魅力といえるでしょう。
病院へ行く時間はとれないけれど、できる限り多くのがんリスクをチェックしたい方に最適です。
がん検査キットのメリット
がん検査キットは自身での採血や採尿などにより、簡単にがんのリスクチェックができます。
そのため、医療機関へ行く時間が取れない方でも使用しやすい検査です。ここからは、がん検査キットのメリットを紹介します。
がん検査キットを使用するメリットには、次の3つが挙げられます。
- 救命の可能性
- がんの早期発見
- がん以外の病気の発見
上記について、順に詳しく解説します。
救命の可能性がある
1つ目は、救命につながる可能性があることです。
通常のがん検査のような診断はできませんが、がんに罹っている可能性があるのかどうかをチェックできます。
検査の精度は、医療機関と同等レベルになっているものも多いです。
通常であれば発見されずに治療困難になっていた可能性のあるがんを早期に見つけられるため、救命につながりやすいといわれています。
がんの早期発見ができる
がん検査キットの使用は、がんの早期発見にもつながります。検査キットのなかには、ステージ1の早期がんリスクを判定できるものもあります。
実際リスクが高いと判定された際に医療機関を受診し、早期がんが見つかった方もいるようです。
がんは早期発見できれば完治を見込める可能性が高く、治療も簡単に済む場合が多いです。
そのため、がん検査キットはがんの早期発見に向けた重要な役割を担っていることがわかります。
がん以外の病気も見つけられる
がん検査キットでは、がんのリスクだけでなく糖尿病や痛風、肝機能障害などの生活習慣病のリスクチェックができるものもあります。
がん以外の病気にもかかる可能性はあるため、多くの病気のリスク判定ができるのは嬉しいポイントといえます。
がん検査キットのデメリット・注意点
がんの早期発見、早期治療につながりやすいがん検査キットですが、使用の際には注意しておくべきこともあります。
ここでは、がん検査キットの注意点を詳しく解説します。
がんを診断する検査ではない
がん検査キットはがんに罹っている可能性があるのかどうかを判定するためのものであり、がんの診断ができるわけではありません。
そのため、がん検査キットで高リスク判定が出たあとには確定診断のために精密検査を受ける必要があります。
がん検査キットは精度100%ではない
がん検査キットは高精度なものが多いですが、100%の精度はありません。実際はがんではないのにもかかわらず、高リスク判定が出る可能性もあります。
そのため、場合によっては必要のない検査を受けることになるケースもあります。
がん検査キットは保険適用外
がん検査キットは、保険適用外です。キット購入にかかる費用は、全額自己負担となります。
1種類のがんリスクチェックができる検査は数千円程度であるケースが多いのに対し、複数のがんリスクを判定できる検査は数万円程度と高い傾向にあります。
がん検査キットを購入する前には、自身にとって大きな負担とならないものを選びましょう。
がん検査キットでがんのリスクがある方は医療機関で精密検査を
がん検査キットは、がんの確定診断ができるものではありません。
検査キットを使用しがんのリスクがあると判定された場合には、医療機関での精密検査が必要になります。
検査キットにはがんのリスクが高いという結果が出た場合に、どのような検査を追加で受ければよいかを提案してもらえるものもあります。
仮にがんになっていたとしても、早期であれば軽度の治療ですむケースも多いです。
がんリスクがあると判定されたときには、できる限り早めに医療機関にて精密検査を受けましょう。
まとめ
がん検査キットを使用すれば自身で採血や採尿をするのみで、がんのリスクチェックができます。
現時点でがんに罹っている可能性があるのかどうかだけでなく、将来がんが生じやすい部位を知ることも可能です。
判定結果は高精度であるため、がん検査キットを使用すればがんの早期発見や早期治療につながりやすいといわれています。
検査キットの種類により調べられるがんの種類や費用、検査方法などは異なるため、内容を確認して自身に合ったものを選びましょう。
自身で一から選ぶことが難しい方は、本記事で紹介したランキングのなかから気になる検査キットを試してみてください。
〈参考文献〉
※1:予防会
※2:銀座血液検査ラボ
※3:GME医学検査研究所
※4:おうちでドック