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マイクロCTC検査と線虫の違いについて解説!

マイクロCTCは、1回5分の採血で全身のがんのリスクが発見できる新しいがん検査方法です。

2023年5月8日より一般提供が開始されており、マイクロCTCは大きな注目を集めているといえます。

一方、体に負担の少ないがんの検査方法として、線虫検査にも注目が集まっています。

そのためマイクロCTC検査と線虫検査の違いについて、疑問に感じている方もいるでしょう。

そこで本記事では、マイクロCTC検査と線虫検査の内容それぞれ解説します

異なる点や長所、短所などもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1回5分で全身のがんリスクがわかる!※1

採血でがん細胞を捕捉「マイクロCTC検査」

  • 1cm未満の早期がん細胞も捕捉可能
  • がん細胞を直接捕捉・個数まで提示
  • 特異度94.45%の検査精度※2
事前準備不要
医療被ばくなし
検査費用198,000円
検査時間1回5分
※料金はすべて税込価格です ※1.血液がんを除く ※2.陰性時にがんに罹患していない正確性
目次

マイクロCTC検査とは

マイクロCTC検査は、血中循環がん細胞で陽性反応を調べる新たながんの検査方法です。

ここでは、次の点からマイクロCTC検査について解説します。

  • 1回5分の採血で全身がんのリスクがわかる
  • 血液中のがん細胞の調査が可能であり確実性が高い
  • 欧米の研究現場ですでに使用されている先端検査

線虫検査との違いを知るために、それぞれの内容を確認してみてください。

1回5分の採血で全身がんのリスクがわかる

マイクロCTC検査では、1回5分の採血で血中がん以外のすべてのがんリスクを調査できます。

検査に時間がかかる他の方法と比べ、手間がかからないため忙しい方も気軽に試せるでしょう

血液中のがん細胞の調査が可能であり確実性が高い

マイクロCTC検査では血液中のがん細胞を調べることから、これまでの検査方法より確実性が高いとされています。

これまでのがん検査では、陰性の方に陽性反応が出るケースや陽性の方に陰性反応が出るケースが大きな懸念点でした

しかしマイクロCTC検査において、陰性の方に正しく陰性反応が出る可能性は94.45%です。

マイクロCTC検査であれば、がんのリスクをより正確に判断できるといえます。

欧米の研究現場ですでに使用されている先端検査

マイクロCTC検査は、欧米の研究現場ですでに使用されているCTC検査を進化させた検査方法です。

アメリカのセルサーチ社が開発したCTC検査は、日本の厚生労働省に当たる機関のFDA(食品医薬局)にてすでに承認されています

マイクロCTC検査自体は未承認ですが、CTC検査はすでに多くの医療機関で導入されています。

マイクロCTC検査も、安全性の高い検査方法として国内外で今後広く知られるようになるでしょう。

線虫検査とは

線虫検査とは、がんの匂いに反応する線虫の動きでがんのリスクを判断する検査方法です。

ここでは、線虫検査について次の点からさらに詳しく解説します。

  • 尿中のがんの匂いからがんリスクを判断する
  • 犬の1.5倍の嗅覚を持つ線虫を活用した検査方法
  • 飼育コストが非常に安く、手軽にがん検診をおこなえる

費用についてもあわせて紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

尿中のがんの匂いからがんリスクを判断する

線虫検査では、尿中のがんの匂いに反応する線虫でがんリスクを判断します。

通常の検査では発見が困難な1cm以下のがん細胞にも反応するため、線虫検査であればがんの超早期発見ができます

2020年10月より、線虫検査は一般の方も受けられるようになりました。

検査キットは、N-NOSE公式サイトから購入可能です。

犬の1.5倍の嗅覚を持つ線虫を活用した検査方法

線虫検査に用いられる線虫の嗅覚は、犬の1.5倍です。

線虫の嗅覚解析技術は25年以上の研究により培われたものであり、確実性は高いといえるでしょう

ただしがんのリスクのみを確認する検査であることから、がんの詳しい種類は特定できません。

飼育コストが非常に安く、手軽にがん検診をおこなえる

線虫検査にかかる費用は、定期検査コースで1回あたり1万3,800円(税込)です。

線虫の飼育コストは低く、医療機関の受診も不要なことから一般的な検査と比べ費用は非常に安いです

一般的ながん検診で全身を調べる場合、合計費用は20万円を超えます。

がん検診の経済的な負担が不安な方は、線虫検査を前向きに検討してみてください。

マイクロCTC検査と線虫の違い

マイクロCTC検査と線虫検査の違いについて、まずは次の表で確認してみてください

名称マイクロCTC検査線虫検査
検査方法採血採尿
検査時間1回5分5分未満
検査で発見できるがん血液がん以外のがん胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がん、すい臓がん、肝臓がん、前立腺がん、食道がん、卵巣がん、胆管がん、胆のうがん、膀胱がん、腎臓がん、口腔・咽頭がん
料金19万8千円~13,800円~
長所・検査の精度が高い・がんの有無が判断できる・体への負担が少ない・自宅で検査できる・費用が安い・体への負担が少ない
短所・費用が高い・国内外にて未承認・がんの特定には至らない・有効性は検証段階
※料金はすべて税込表示です。

ここからはそれぞれの異なる点について、詳しく解説します。

検査方法

マイクロCTC検査と線虫検査では、採取するものが異なります。

マイクロCTC検査では血液を採取してマイクロCTC検査センターに届けることで、がん細胞の有無を調べます

一方、線虫検査では自宅で尿を採取し、検査センターに送ります。

採取するものは異なりますが、どちらも非常に簡単な検査方法であり体への負担は小さいといえるでしょう。

検査時間

マイクロCTC検査と線虫検査の検査時間は、どちらも非常に短いです。

マイクロCTC検査の場合、1回5分の採血で検査が完了します。

また線虫検査では自身で採尿すれば完了するため、時間は5分程度と非常に短く済むでしょう。

しかしどちらも検査センターでの調査が必要であり、検査結果がわかるまでには期間が必要です

検査センターの混雑状況も考慮すると、結果が出るまでに約4~6週間ほどかかります。

検査で発見できるがん

マイクロCTC検査と線虫検査では、発見できるがんに違いがあります。

マイクロCTC検査で発見できるがんは、血液がん以外のすべてのがんです。

浸潤・転移のリスクが高い間葉系がん細胞を特定できるため、正確性は非常に高いといえます。

一方線虫検査では、次の15種類のがんリスクが調査できます。

  • 胃がん
  • 大腸がん
  • 肺がん
  • 乳がん
  • 子宮がん
  • すい臓がん
  • 肝臓がん
  • 前立腺がん
  • 食道がん
  • 卵巣がん
  • 胆管がん
  • 胆のうがん
  • 膀胱がん
  • 腎臓がん
  • 口腔、咽頭がん

どちらもがんが発見された場合、精密検査を受ける必要があります

マイクロCTC検査、もしくは線虫検査のみでがんの種類や部位や進行度がすべて特定できるわけではありません。

検査の流れ

医療機関で受検するマイクロCTC検査と、自宅で受検する線虫検査では、検査の流れに違いがあります。

マイクロCTC検査ではまず取り扱いのある医療機関を予約してから、検査を受けます。

医療機関によりすぐに受診できるかどうかは異なります。予約の際に確認してみてください

線虫検査では検査キットを自身で購入し、採尿したのちに検査センターに送付します。

医療機関の受診は不要であり、時間を問わず検査が可能です。

料金

マイクロCTC検査と線虫検査の違いにおいて、料金には非常に大きな違いがあります

マイクロCTC検査にかかる費用は2023年6月時点で19万8千円(税込)であり、高額な検査方法といえます。

しかし通常のがん検診でも、全身の検査で男性23万4,800円(税込)、女性26万7,800円(税込)の費用がかかります。

そのためほかの検査方法と比べれば、安価といえるでしょう。

線虫検査の場合、6か月に1回の定期検査コースにおいてかかる費用は1回当たり1万3,800円(税込)です。

金額を重視する方には、線虫検査がおすすめです。

長所

マイクロCTC検査と線虫検査では、長所にもそれぞれ違いがあります。

マイクロCTC検査の長所は、非常に高い精度です

1回あたりわずか5分の検査で悪性度の高いがん細胞の個数まで特定できることから、納得感のある検査といえます。

線虫検査の長所は、自宅で検査できる点です。

集荷サービスを利用すれば医療機関に行かなくても検査できるため、忙しい方も手軽に試せます。

短所

マイクロCTC検査の確実性は高いものの、国内外では未承認です。

そのためマイクロCTC検査の結果のみで治療を開始するのは、非常に難しいでしょう

線虫検査の短所は、がんの種類や部位を特定できない点にあります。

線虫検査では陽性反応がみられた場合は、医療機関を受診してみてください。

マイクロCTC検査がおすすめの方

マイクロCTC検査と線虫検査の違いから、マイクロCTC検査は次の方におすすめです。

  • 簡単かつ短時間で全身のがんを調べたい方
  • がん確定診断の前に判断材料が欲しい方

それぞれ詳しく確認します。

簡単かつ短時間で全身のがんを調べたい方

マイクロCTC検査は、簡単かつ短時間で全身のがんを調べたい方におすすめです。

がん検診を受けたいと考えている方でも、検査には時間がかかることから受けられない方も多いでしょう

しかしマイクロCTC検査であれば、1回5分の採血で検査できます。

時間がない方でも、気軽にがんリスクの確認が可能です。

がん確定診断の前に判断材料が欲しい方

がん確定診断の前に判断材料が欲しい方にも、マイクロCTC検査はおすすめです。

現在実施されているがん検診では基本的ながん検診を受けてがんの有無を確認したあと、確定検査をおこないます

しかし偽陽性や偽陰性の可能性があり、確定検査に踏み切れない方もいるでしょう。

マイクロCTC検査を受ければ、血中循環がん細胞を非常に正確に判定できます。

陽性であれば確定診断を受け、陰性であれば再検討も可能です。

線虫検査がおすすめの方

線虫検査は、費用を安く抑えたい方におすすめです

線虫検査ではほかのがん検診の単体検査と大きく変わらない費用で、全身のがんを検査できます。

安い金額で全身のがんリスクを手軽に判定したい方は、線虫検査を検討してみてください。

まとめ

今回はマイクロCTC検査と線虫検査の内容、細かな違いについて解説しました。

マイクロCTC検査と線虫検査にはそれぞれ長所と短所があり、おすすめができる方も異なります

それぞれの特徴を確認し、自身の都合に適したものを選んでみてください。

がんの発見が早ければ早いほど、治療の選択肢が増え生存率も高まります。

がんの早期発見が可能なマイクロCTC検査と線虫検査で定期的に体のチェックをおこない、適切な治療につなげましょう。


事前準備医療被ばく検査時間

不要

なし

1回5分
おすすめポイント
  • がん細胞を早期発見
    血中に漏れ出した1cm未満のがん細胞を捕捉でき、早期リスク把握・適切な治療へとつなげられます。
  • 1回5分の簡便検査
    手軽に受けられる採血検査のため、従来検査のような1日単位の拘束時間はありません
  • 特異度94.45%の納得感
    特異度は、がんに罹患していない方が陰性になる正確性です。納得感が得られる検査結果は、正確な方針判断に役立ちます。

詳細情報

マイクロCTC検査
検査費用198,000円
検査方法採血
検査でわかること全身のがんリスク※1
捕捉対象のがん細胞間葉系がん細胞
(高悪性度)
※料金はすべて税込表示です。※1.血液がんを除く
おすすめポイント
  • 1cm未満の早期がん細胞も捕捉可能・個数まで提示
  • 1回5分で手軽に受けられる採血検査
  • がんでない場合に「陰性結果」になる正確性は94.45%※1
事前準備医療被ばく検査時間

不要

なし

1回5分
※1.特異度を表す数値です
マイクロCTC検査
検査費用198,000円
検査方法採血検査
検査でわかること全身のがんリスク※2
捕捉対象のがん細胞間葉系がん細胞
(高悪性度)
※料金はすべて税込表示です。※2.血液がんを除く

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
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