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子宮頸がん検診は必要ない?子宮頸がんの原因や検査方法の種類についても解説

子宮頸がんは、就職・結婚・妊娠・出産などのライフイベントが豊富な20代・30代・40代の女性がかかりやすいがんです。

そのため、国では20歳からの子宮頸がん検診の受診を推奨しており、2年に一度、自治体の補助を利用して、無料または少ない自己負担額で検診を受けられます。

しかし、子宮頸がん検診の案内は届いたけれど、受診を迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、子宮頸がんの原因・症状から、子宮頸がん検診の必要性や検査方法、子宮頸がん検診に関するよくある質問まで解説します

子宮頸がん検診の受診を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

1回5分で全身のがんリスクがわかる!※1

採血でがん細胞を捕捉「マイクロCTC検査」

  • 1cm未満の早期がん細胞も捕捉可能
  • がん細胞を直接捕捉・個数まで提示
  • 特異度94.45%の検査精度※2
事前準備不要
医療被ばくなし
検査費用198,000円
検査時間1回5分
※料金はすべて税込価格です ※1.血液がんを除く ※2.陰性時にがんに罹患していない正確性
目次

子宮頸がんとは

子宮頸がんとは、子宮の入口である「頸部」に発生するがんです。

子宮頸がんの発症リスクは20代から上昇し、30代後半から40歳前半でピークを迎えます※1

そして、約76人に一人の女性が子宮頸がんの診断を受けているのも事実です。※2

子宮頸がん発症のピークは、妊娠・出産の年齢と重なるため、女性は無視できない疾患です。そのため、子宮頸がんに関する知識を深めておくことは大変重要だといえるでしょう。

ここでは、子宮頸がんの原因や症状、子宮頸がん検診の必要性についてお伝えします。

子宮頸がんの原因

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスの感染により発症します。

HPVの主な感染経路は、性交渉です。性交渉の経験がある女性ならば誰もが感染する可能性があります。

性器周辺の皮膚や粘膜との接触などで感染するため、コンドームが感染予防の有効な手段ですが、HPVの感染を完全に防ぐことはできません。

しかし、子宮頸がんはHPVに感染したすべての人が発症するわけではありません。

HPVウイルスは免疫の力で自然に排除されますが、排除されずに感染が持続するケースが多いです。

長期間感染が持続する中で一部の細胞が変化し、「前がん病変」とよばれる異形成の状態を経て、子宮頸がんを発症します。

前がん病変の状態でも、軽度であれば約80%はがんに進行しません。

また、HPVに感染し、なおかつ下記に該当する方は子宮頸がんになりやすい傾向にあります。

  • 若いセクシャルデビュー(初めての性交渉)
  • セックスパートナーが複数人
  • 喫煙者
  • 経口避妊薬(ピル)の長期服用
  • 免疫力の低下

子宮頸がんの症状

子宮頸がんの初期は、自覚症状がありません。そのため、検診でがんが発見されるケースが多いです。

がんが進行すると、不正出血や月経不順などの症状があらわれるほか、がんが子宮の外に広がることで、骨盤、下腹部、腰に痛みが生じ、尿や便に血が混じることがあります。

子宮頸がんは、子宮の近くの膀胱や直腸だけでなく、肺、肝臓などの遠くの臓器に転移する恐れもあり、がん細胞が広範囲に広がった場合、さまざまな症状を伴います。

少しでも異変を感じた際は、直ちに婦人科の受診をご検討ください

子宮頸がん検診は必要ない?

自覚症状がない子宮頸がんを発見するためには、子宮頸がん検診の受診が大切です。

「がんが見つかったらどうしよう」という不安から、受診に抵抗がある方もいます。しかし、子宮頸がんは早期発見・早期治療により、完治を目指すことが可能です。

子宮頸がんが進行してしまった場合、子宮を全摘出する必要があり、妊娠や出産を諦めなくてはなりません。

身体的・経済的な負担が大きい治療方法しか選択できない恐れや、がん細胞がほかの臓器に転移するケースもあります。

また、国立がん研究センターや東京慈恵会医科大学などの研究で、母親の子宮頸がんが子どもに移行する結果が明らかになりました。※3

将来、妊娠・出産を希望する方は、大切な赤ちゃんを守るためにも定期的に子宮頸がん検診を受診しましょう。

自覚症状がない子宮頸がんを発見するためには、子宮頸がん検診の受診が大切です。

「がんが見つかったらどうしよう」という不安から、受診に抵抗がある方もいます。しかし、子宮頸がんは早期発見・早期治療により、完治を目指すことが可能です。

子宮頸がんが進行してしまった場合、子宮を全摘出する必要があり、妊娠や出産を諦めなくてはなりません。

身体的・経済的な負担が大きい治療方法しか選択できない恐れや、がん細胞がほかの臓器に転移するケースもあります。

また、国立がん研究センターや東京慈恵会医科大学などの研究で、母親の子宮頸がんが子どもに移行する結果が明らかになりました。※3

将来、妊娠・出産を希望する方は、大切な赤ちゃんを守るためにも定期的に子宮頸がん検診を受診しましょう。

子宮頸がん検診の種類

ここでは、子宮頸がん検診の種類について説明します。

  • 子宮頸部細胞診
  • 経腟超音波(経腟エコー)
  • HPV検査

それぞれの検査の詳細を知り、自身に合った検査方法を見つけましょう。

子宮頸部細胞診

子宮頸部細胞診は、科学的根拠に基づいた検査方法として国から推奨されており、20歳以上の女性を対象に各自治体が実施している検査です。

子宮の入口にあたる頸部の細胞をブラシのついた専用器具でこすり取り、顕微鏡でがん細胞の有無を調べます。

子宮頸がんだけでなく、がんになりそうな病変を早期に発見できるのも特徴の一つです。

検査時は、お腹からカーテンがひかれているケースが多く、所要時間は5~10分程度で終了します。なるべく身体の力を抜いて、リラックスするよう心がけましょう。

万が一、検査で異常な細胞が見つかった場合は、精密検査をおこないます。

稀に、違和感や痛みなどが生じる可能性があります。つらいときは我慢せず、医師や看護師に相談しましょう。

経腟超音波(経腟エコー)

経腟超音波(経腟エコー)では、プローブと呼ばれる棒状の超音波発生装置を腟内に挿入し、体内から超音波をあてて子宮周辺の状態を確認します。

鮮明な画像が得られるため、がんの発見だけでなく、子宮筋腫や卵巣腫瘍、子宮内膜症などの子宮周辺の病変を見つけることが可能です。

検査自体は10分程度で、基本的に痛みはありません。また、放射線による被ばくの心配もなく、身体の負担が少ない検査です。

プローブを挿入する際に痛みや違和感が伴う方は、医師に相談しましょう。

HPV検査

HPV検査は、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しているかどうかを調べる検査です。

HPVウイルスには100種類以上のタイプがあり、そのうちの13種類が子宮頸がんの発症と深く関係しています。

とくに、16型と18型の2種類のHPVはもっともがんに移行しやすく、子宮頸がんや前がん病変の約70%はこのタイプです。

HPV検査では、これらの発がん性HPVといわれるハイリスク型のHPVを検出し、早期治療につなげる役割を担っています。

検査方法は子宮頸部細胞診と同じく、子宮頸部の細胞を採取し感染の有無を調べます。

HPV検査は、細胞診と同時に受診が可能です。また、HPV検査と細胞診を併用した場合、子宮頸がんの発生と死亡率の減少に有効であると報告されています。※4

全身のがん検査ができるマイクロCTC検査

マイクロCTC検査は、全身のがんリスクを調べる血液検査です。

1回5分の採血のみで、体内に潜んでいるがん細胞を捕捉し、その個数を明確にします。

ここからは、マイクロCTC検査の概要や魅力についてお伝えします。

女性特有のがんをはじめ全身がんリスクがわかる

マイクロCTC検査は、女性特有のがんをはじめ、全身のがんリスクがわかる検査です。

従来のがん検診では、特定の部位のみを検査するため、全身を調べるには複数の検査を受ける必要があります。

マイクロCTC検査の場合、1回5分の採血のみで全身のがんリスクを調べることが可能です。

また、精神的・身体的負担が少ないのもマイクロCTC検査の特徴です。

マイクロCTC検査では、少量の血液を採取するのみで、衣服を脱いだり、機器を挿入したりする必要はありません。

検査時の痛みや違和感もないため、リラックスして受けられるでしょう。

子宮頸部細胞診や経腟超音波などの子宮頸がん検診について、「恥ずかしい」「怖い」「抵抗がある」と悩んでいる方には、マイクロCTC検査がおすすめです。

日本国内に検査センターを完備

マイクロCTC検査は、日本国内に検査センターを設けており、迅速な検査体制と検査制度を確立しました。

高精度・高品質を維持するために、全国から届けられた血液検体は、経験豊富な検査技師が迅速かつ丁寧に分析し、がんの早期発見に力を入れています。

血液検体は非常に繊細で、時間の経過とともに劣化が進み、採血から2日たった検体は遠心分離ができない状態になり、がん細胞の取り出しは困難です。

海外の施設に輸送する場合、検体が届くまで3~4日程度かかるため、分析精度が低下する問題がありました。

採取後すぐに検査できる体制を整えているマイクロCTC検査は、正確性と信頼性に優れています。

子宮頸がん検診に関するよくある質問

最後に、子宮頸がん検診に関するよくある質問を紹介します。

  • 性交渉の経験がなくても子宮頸がん検診を受けた方がよいですか?
  • 子宮頸がん検診は保険適用になりますか?
  • 子宮体がん検診とあわせて受けられますか?
  • 生理中でも子宮頸がん検査を受けられますか?
  • 子宮頸がん検診は何歳から受けたらよいですか?

はじめて子宮頸がん検診を受けられる方や、検診の受診を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

性交渉の経験がなくても子宮頸がん検診を受けた方がよいですか?

性交渉の経験がない方は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染による子宮頸がんの発症リスクは低いでしょう。

そのため、必ずしも子宮頸がん検診を受ける必要はありません。

しかし、子宮や卵巣の病気を早期発見するには婦人科の検診が重要です。とくに将来妊娠・出産を望んでいる方は、定期的な受診をおすすめします。

子宮頸がん検診は保険適用になりますか?

不正出血、おりものの異変、下腹部・腰の痛み、血尿・血便など、子宮頸がんが疑われる症状がある方や、医師が必要と判断した場合は保険適用で検査が受けられます。

自覚症状がない20歳以上の女性は、自治体が実施している子宮頸がん検診の受診が可能です。市区町村の補助が受けられるため、費用は無料~数千円程度でしょう。

子宮体がん検診とあわせて受けられますか?

自治体がおこなっている検診の場合、子宮体がん検診は問診により医師が必要と認めた方のみ、子宮頸がん検診と併用して受けることが可能です。

一部、対応していない自治体があります。お住まいの市区町村に確認しましょう。

人間ドックをはじめとする任意型検診では、子宮頸がん検診と子宮体がん検診を同時に受けられるため、検査のたびに来院する手間が省けます。

任意型検診は補助の対象外です。検診にかかる費用はすべて自己負担になります。

 生理中でも子宮頸がん検査を受けられますか?

生理と検診の日程が重なってしまっても受診は可能ですが、経血により必要な細胞を採取できず、正しい検査結果を得られない恐れがあります。

一部の自治体や医療機関では、生理期間中の受診を断られることもあります。医療機関に検診の予約をする際、念のため確認することをおすすめします。

また、検診日に生理がきてしまった場合は、必ず受診前に伝えましょう

子宮頸がん検診は何歳から受けたらよいですか?

自治体の子宮頸がん検診は、20歳以上の女性を対象としています。検査の頻度は2年に1回、隔年受診を推奨しています。

お住まいの市区町村から子宮頸がん検診の案内が届きましたら、受診をご検討ください。

また、現在19歳で2023年度末(3月31日)までに誕生日を迎える方も、事前の受診が可能です。

子宮頸がん検診は、症状がない女性が対象です。月経ではないのに出血する、おりものの様子がおかしい、血尿・血便、腹痛などの症状がある場合は、放置をせずに婦人科に相談しましょう。

まとめ

日本では、20代から30代の子宮頸がん発症数が増加しており、約76人に一人の女性が子宮頸がんと診断されています。

子宮頸がんは、早産や流産のリスクを高めるだけなく、妊娠・出産そのものを諦めなくてはならないケースもあり、決して無視できない疾患です。

また、国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」によりますと、2021年度は2,894人の方が子宮頸がんで亡くなられています。※5

万が一、子宮頸がんになってしまっても、早期に発見し、適切な治療を行えば完治を目指すことが可能です。

早期発見・早期治療は、肉体的・精神的な負担が少ない治療の選択だけでなく、治療費の軽減にもつながるでしょう。

若い世代の方には、今後さまざまなライフイベントが待っています。

子宮頸がん検診は怖い、恥ずかしいと受診に抵抗がある方も、健康的で豊かな未来のために検診を受診しましょう。

※本記事の情報は2023年9月時点のものです。

〈参考サイト〉
※1:がん情報サービス「小児・AYA世代のがん罹患
※2:がん情報サービス「がん統計
※3:国立がん研究センター「母親の子宮頸がんが子どもに移行する現象を発見
※4:日本産婦人科学会「子宮頸がん検診のあり方
※5:がん情報サービス「がん統計

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
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