予防会の検査キットで検査可能な性感染症は？特徴や検査方法も解説

2024年5月23日

デリケートゾーンのかゆみが気になる方や排尿時に痛みを感じる方は、性感染症の可能性があるかもしれません。

クラミジアや淋菌など性感染症を引き起こす細菌やウイルスに一度感染すると、自然に治癒しないため、放置せず適切な治療が必要です。

とくに性器クラミジア感染症は症状が軽い場合が多く、感染に気づかずに妊婦検査ではじめて発見されることも少なくありません。

仮に性感染症に気づいても、「恥ずかしくて相談しにくい」「病院へ行くほどの症状ではないだろう」と病院への受診をためらう方も多いでしょう。

病院への受診を迷う方には、時間や場所を問わず性感染症を調べられる予防会の検査キットがおすすめです。

本記事では予防会が扱う性感染症の検査キットに関して、特徴や検査方法を解説します。

性器のかゆみや排尿時の痛みなど、性器の異常を感じる方はぜひ参考にしてください。

予防会の特徴

予防会の検査キットを使用すれば、病院に行かずに、時間や場所を問わず検査が可能です。

ここでは予防会の特徴に関して次の内容を紹介します。

最短即日配送
時間・場所を選ばず検査可能
クリニックと同等の検査制度
検査から治療までサポート
匿名で検査が可能
予約が不要

最短即日配送

予防会の検査キットは15時までに申し込み、入金を確認できれば、最短即日で配送が可能です。検査キットの配送方法は次のとおりです。

宅急便で自宅に届けてもらう
クロネコヤマトの営業所で受け取る

梱包は誰にも内容物がわからないようクロネコヤマト専用ボックスに入れて配送されます。

また伝票には次のような配慮があり、同居する家族にバレたくない方も安心です。

伝票の差出人を「株式会社予防会」または「早川」に設定できる
伝票の品名はプラスチック容器と記載

ただし配送日を指定する場合は、配送希望日の3日前の15時までに申し込みましょう。（※日曜、祝祭日、年末年始は除く）

時間・場所を選ばず検査可能

予防会の検査キットを使用すれば、病院に行く時間がない方でも時間や場所を選ばず、検査が可能です。

検査では血液や尿、膣分泌物などを自身で採取します。検査キットに同封されている説明書に詳しい採取方法が記載されているため、はじめての方でも簡単に採取できます。

採取後は、検査キットに同封されている返信用封筒に検査物を入れてポストへ投函すれば、あとは検査結果を待つのみです。

クリニックと同等の検査制度

予防会の検査キットは医師や看護師を介さないため不安に感じるのかもしれませんが、郵送検査でも検査制度はクリニックと同等です。

疑問点や不安があれば、いつでも郵送検査専任スタッフにメールや電話で相談できます。

専用のフリーダイヤルも設定されており、些細なことでも気軽に相談が可能です。さらに検査の結果が陽性の場合、近くの提携クリニックを紹介してもらえます。

検査から治療までサポート

予防会の検査キットを使用すれば、検査のみでなく治療までのトータルサポートが受けられます。

予防会は性感染症の検査、治療を専門とするクリニックで、提携先を含め全国に50院あります。

【予防会　例/関東エリア】

予防会クリニック

新宿クリニック
新宿サテライトクリニック
池袋サテライトクリニック
渋谷クリニック
浅草クリニック
川崎クリニック
横浜クリニック

提携クリニック

新宿マイシティクリニック
御苑アンジェリカクリニック
福島医院l アスカクリニック
国沢泌尿器皮膚科
医療法人二葉会シティクリニック
平尾クリニック
板橋徳丸泌尿器科
青空レディースクリニック
真木クリニック
育愛会レディースクリニック
雨宮クリニック産婦人科・内科
和田医院
千葉クリニック性病科
西船橋泌尿器科クリニック
飯田クリニック
かしわざき産婦人科
小松崎産婦人科
うめやま医院

予防会は郵送検査に関して10年以上の実績を持ち、予防会クリニック、提携クリニックで郵送検査の結果を見せれば、無料で医師に相談できます。

匿名で検査が可能

予防会の検査キットは、自由診療の対象となるため、保険証の提出が必要なく、匿名でも検査が可能です。

さらに匿名の場合でも検査結果の報告書を発行でき、誰にも知られずに検査キットの申し込みから検査結果の確認までできます。

検査キットの受け渡しをクロネコヤマトの営業所にしておけば、家族に内緒で検査を受けられます。

予約が不要

予防会の検査キットは予約不要で検査を受けられるため、すぐに検査結果を調べたい方におすすめです。

検査キットは15時までに申し込み、入金が完了すれば最短即日で配送され、検査結果までにかかる期間は、予防会が検査物を受付てから2～4日ほどです。

検査結果は公式サイトの予防会結果確認画面に、名前、パスワード、採取日を入力すれば、確認できるため、リアルタイムに結果がわかるでしょう。

予防会の検査キットで検査可能な性感染症

ここでは予防会が取り扱う性感染症の検査キットとして、次の2種類を紹介します。

血液の検査
性器の検査

血液の検査

血液検査では、検査キットに同封される採血器具（ランセット）を使用して、指先から採血します。

自身での採血に不安を感じる方もいるのかもしれませんが、検査キットに詳しい説明書が同封されているため、簡単に自身でも採血が可能です。

血液検査の手順は次のとおりです。

【血液検査の手順】

同封されている採血用ろ紙に名前を記載
採血用ろ紙を開き、必要な採血量を確認
採血しやすいようお湯で手を温め、血行をよくする
採血する指を消毒綿で拭き30秒乾燥
指がずれないようテーブルに置いて固定
採血器具を採血する指に押し当てる
採血器具の白いボタンを押すとパチンと音がして針が一瞬出る
採血量を増やすため、採血した指の第二関節を圧迫
指先に血液を溜めて採血用ろ紙に血液を染み込ませる
採血した指は止血後に絆創膏を貼る
採血用ろ紙を1時間自然乾燥
採血用ろ紙と採血器具を採血セットの袋に入れて返送

採血用ろ紙は2枚とる必要があります。血液が足りない場合、採血器具が2つ同封されていて、別の指でも採血が可能です。

採血器具は感染リスクや針刺し損傷を防ぐため、1度使用すると再使用できません。血液の検査で調べられる性感染症は次の2種類です。

HIV
梅毒

HIV

HIVとはヒト免疫不全ウイルスです。HIVに感染すると身体から免疫細胞（ＣＤ4陽性リンパ球）が減少し、免疫力が低下します。

そのため感染症にかかりやすい状態となり、健康であれば自然免疫で退治できる病原体を退治できず、口腔カンジダ症やカリニ肺炎など複数の感染症を発症します。

厚生労働省が指定する23種類の代表的な感染症が確認されれば、エイズと診断されます。

HIVは無症候期があるため自身では気づきにくいでしょう。無症候期でも体内では免疫細胞が減少しHIVが増え続けるため、病状は進行し続けます。

無治療の場合、HIVに感染後、数年から10年ほどでエイズを発症するため、早期発見が大切です。

梅毒

梅毒は近年感染が拡大しているため注意が必要です。

厚生労働省の報告では2020年まで減少傾向にあるものの、2021年から感染が拡大し、2022年では2016年と比べ、倍以上の感染が確認されています。

【梅毒報告数の推移】

年代	男性患者数	女性患者数
2016年	3,189人	1,386人
2017年	3,931人	1,895人
2018年	4,591人	2,416人
2019年	4,387人	2,255人
2020年	3,902人	1,965人
2021年	5,261人	2,717人
2022年	7,085人	3,658人

梅毒はトレポネーマと呼ばれる病原体により引き起こされる感染症で、放置しておくと心臓や脳など複数の臓器に影響を及ぼします。

とくに妊娠中に梅毒に感染すると胎児にも感染し、死産や神経、骨などに異常を起こします。

梅毒は早期に治療すれば、治療薬や注射で完治が可能です。治療が不十分の場合、再発する可能性があるでしょう。

性器の検査

性器の検査では、カルポーターと呼ばれる綿棒付器具を膣に挿入して、膣の分泌物を採取します。

性器検査の手順は次のとおりです。

【性器検査の手順】

ラベルシールに採取日と名前を記載
カルポーターを開け綿棒を膣に3分の1程挿入させる
挿入した綿棒を10秒間ゆっくり膣の中で回転させる
採取後、綿棒をカルポーターへ戻しキャップを閉める
カルポーターへラベルシールを貼る
返信用封筒に入れ返送

性器の検査では次の性感染症を調べられます。

クラミジア
淋菌
トリコモナス
カンジダ

クラミジア

性器クラミジア感染症は性感染症のなかでも最も報告頻度が多く、とくに若年層の女性でよくみられる疾患です。

女性の場合、症状が軽く、気づかない場合も多々あるため、知らずに感染を拡大させる可能性があります。

クラミジアを放置しておくと、子宮頸管炎や骨盤内炎症性疾患などを引き起こし、不妊症につながります。

性器クラミジア感染症の場合、次の症状に気をつけましょう。

女性に起こりやすい症状	おりもの異常軽い下腹部痛不正出血性交痛
男性に起こりやすい症状	排尿痛尿道から膿が出る尿道の痛み精巣の痛み、腫れ

性器クラミジア感染症は淋菌と合併する場合が多く、治療の際は、クラミジア、淋菌の両方を治療します。

抗生剤を使用すれば、1週間程で治療が完了します。

淋菌

淋菌に感染した場合、男女で症状が異なり、男性であれば急性尿道炎を発症し、排尿時に激しい痛みが生じるため男性はすぐに医療機関を受診する方が多いです。

一方、女性は症状が軽く気づかないうちに感染している方も多々います。

淋菌は性器以外の組織にも感染し、咽頭や直腸、目などに次のような症状が現れます。

	症状
喉に淋菌が感染したとき	淋菌性咽頭炎を発症喉の腫れや痛み、咳、発熱など風邪の症状と鑑別が困難
直腸に淋菌が感染したとき	肛門のかゆみ、不快感を発症下痢や血便、腹痛などを発症
目に淋菌が感染したとき	淋菌性結膜炎を発症結膜が充血しクリーム状の目ヤニが出る結膜のみでなく症状が進行すれば角膜にも感染

淋菌感染症は放置しておくと、卵管炎、骨盤内炎症性疾患や肝周囲炎など、重篤な疾患を引き起こすため治療が必要です。

淋菌はクラミジアと比べ尿道炎の症状が異なります。両者の違いを理解しておきましょう。

	淋菌	クラミジア
潜伏期間	3～9日	1～3週間
発症スピード	急激	比較的穏やか
排尿痛	強い	軽い
膿の性状	ドロっとしている	水っぽい

トリコモナス

トリコモナス症は腟トリコモナス原虫への感染で発症し、他の性感染症に比べ、若年者から中高年まで幅広い世代でみられる疾患です。

さらにトリコモナス症の場合、男性に比べて女性の症状が強く、膣や子宮頸部に寄生し、強い臭いを持つ泡状のおりものが特徴です。

一方、男性では無症状の場合が多く、感染に気づかず、知らないうちに感染を拡大させるリスクがあります。

トリコモナス症は性交渉以外に、浴槽やトイレでも濡れたタオルや下着から感染する危険性があることから、性交渉の経験がない女性や幼児でも発症します。

内服薬や膣剤で治療すれば、完治する疾患ですが、途中で治療をやめると原虫が死滅せず再発するため、医師が完治の確定診断をするまで治療を続けましょう。

カンジダ

カンジダとはカビの一種で、健康な方の皮膚や体内に存在する常在菌です。

風邪や加齢、免疫を下げる薬の服用などで免疫力が落ちると、急激に増殖しカンジタ症を発症します。

カンジダ症を発症する原因は次のとおりです。

性交渉
風邪やストレスによる免疫力の低下
生理や加齢などによるホルモンバランスの変化
下着着用によるムレ
陰部の洗いすぎ
HIVによる免疫力の低下
糖尿病[土3]

カンジダ症ではカッテージチーズ状のおりもの異常が認められ、外陰や膣の入口にかゆみやほてりを引き起こします。

症状が軽いと、本来持つ膣の自浄作用により自然治癒する場合もありますが、症状が悪化すると治療が必要です。

カンジダ症の治療は医療機関での治療の他に、ドラッグストアで販売されている市販薬でも治療が可能です。

一度発症すると再発する確率が高く、継続した治療が必要です。

予防会の検査キットの郵送検査の流れ

予防会の郵送検査は次のような流れで検査できるため、ぜひ参考にしてください。

検査キットの購入
検査キットのお受け取り
検査物の採取
検査物の返送
検査結果の確認

1：検査キットの購入

検査キットの購入は公式サイトからおこないます。検査キットには次のような種類があり、検査したい項目を選びましょう。

【予防会の検査キット例】

商品名	検査できる疾患	料金（税込）
はじめての検査セット（男性用）	HIV、梅毒、性器クラミジア症、淋菌感染症、トリコモナス症	11,330円
はじめての検査セット（女性用）	HIV、梅毒、性器クラミジア症、淋菌感染症、カンジダ症、トリコモナス症	12,380円
マイコプラズマ4種（女性）	マイコプラズマ、ウレアプラズマ感染症	7,540円

※料金はすべて税込表示です。

クレジットカード、代引き、コンビニ払いなどで支払いが可能です。

検査キットの申し込み、支払いが確認できれば、すぐに発送準備が開始されます。