MENU

令和5年度の横浜市がん検診は?検診の種類や費用を解説!

横浜市がん検診の費用や、がん検診を受診する場所が分からず、お困りの方もいるでしょう。

死亡原因の1位であるがんを早期に見つけ出し、治療につなげるがん検診の受診はとても重要です。

横浜市では、がん検診の補助を行っており無料~数千円程度で受診が可能です。また、お住まいの区以外の医療機関でも受診ができます。

本記事では、横浜市が実施しているがん検診について詳しく解説します。

横浜市にお住まいでがん検診について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1回5分で全身のがんリスクがわかる!※1

採血でがん細胞を捕捉「マイクロCTC検査」

  • 1cm未満の早期がん細胞も捕捉可能
  • がん細胞を直接捕捉・個数まで提示
  • 特異度94.45%の検査精度※2
事前準備不要
医療被ばくなし
検査費用198,000円
検査時間1回5分
※料金はすべて税込価格です ※1.血液がんを除く ※2.陰性時にがんに罹患していない正確性
目次

令和5年度の横浜市がん検診制度について

横浜市では、がんの早期発見とがんによる死亡を減らすことを目指し、国が推奨する5種類のがん検診を実施しています。

横浜市の助成制度を利用すれば、少ない自己負担額でがん検診を受診可能です。

ここからは、受診可能な検診・検査の種類、対象年齢や費用について紹介します。一部の対象者はがん検診の費用が免除になりますので、該当するか確認しましょう。

がん検診の内容

横浜市が実施しているがん検診、検査内容、対象年齢、費用は下記のとおりです。

スクロールできます
検診の種類対象年齢検査項目費用
大腸がん40歳以上の男女便潜血検査 無料
胃がん50歳以上の男女内視鏡検査 3,140円
エックス線検査 3,140円
肺がん40歳以上の男女胸部エックス線検査 680円
子宮頸がん20歳以上の女性頸部細胞診検査 1,360円
乳がん40歳以上の女性マンモグラフィ検査 680円
視触診+マンモグラフィ検査 1,370円
前立腺がん50歳以上の男性血液検査 1,000円

※料金はすべて税込表示です。

胃がん検診は、内視鏡検査とエックス線検査から選択が可能です。同一年度に両方の受診はできませんのでご注意ください。

また、内視鏡検査の際、必要に応じて組織片を採取し生検(生検組織診断)をおこなう場合があります。生検は保険診療となり別途費用が発生が発生します。

内視鏡検査を希望される方は、受診当日に健康保険証をご持参ください。

乳がん検診では、マンモグラフィ検査の受診が必須ですが、視触診を受けるかどうかは選択ができます。

視触診を希望される方は、マンモグラフィ検査を受ける前にお申し出ください。

そのほか、特定の年齢の対象者に向けて子宮頸がん・乳がん検診の無料クーポンが配布されます。

検診の種類無料クーポン対象者
子宮頸がん検診 20歳(令和5年4月1日時点)
乳がん検診 40歳(令和5年4月1日時点)

クーポン券を受け取る前でも、保険証等の生年月日を確認する証明書を提示すれば無料で受診が可能です。

がん検診の費用が免除になる方

下記のいずれかに該当する場合、がん検診の費用が免除されます。

  • 70歳以上の方(令和6年4月1日時点)
    →年齢確認ができるもの(健康保険証、運転免許証など)を検診時にご提示ください。
  • 後期高齢者医療保険者の方
    →「後期高齢者医療被保険者証」を検診時にご提示ください。
  • 生活保護世帯の方
    →「休日・夜間等診療依頼証」を検診時にご提示ください。
  • 中国残留邦人等支援給付世帯の方
    →「本人確認証」を検診時にご提示ください。
  • 非課税世帯または均等割のみ課税世帯の方(令和4年度・世帯員全員の令和3年中の収入に基づく)
    →検診前に手続きが必要です。お住まいの地域の区役所福祉保健課健康づくり係にお問い合わせください。

検診を受けたあとに費用の免除はできません。

検診時に証明書の提示が必要となります。また、一部事前のお手続きが必要な場合もあります。検診前に申請しましょう。

がん検診のメリット

がんは、初期の自覚症状がなく、とくに体調は悪くない、身体に異常を感じない場合でも、気付かないうちにがんが進行しているケースも少なくありません。

がん検診を受診すれば、症状のないがんの発見が可能です。

ここで、がん検診を受診するメリットについてお伝えします。

がんを早期発見できる

早期にがんを発見すれば、比較的軽い治療で済むケースが多く、治療にかかる身体の負担と、費用の負担が軽減できるでしょう。

一般的に、がんの進行度合いをステージで表します。初期のステージではリンパ筋への転移や周りの器官にがんが広がることはありません。

多くの場合、仕事や家庭、プライベートなどの日常生活に影響を及ぼしません。ライフスタイルを崩さずに治療を行えるでしょう。

手術が必要な場合でも、切除する範囲を最小限にとどめる縮小手術や、内視鏡を用いた身体の負担が少ない手術により術後の早期回復が可能です。

がん以外の病気も見つけられる

がん検診は、がんによる死亡率を減らすことが目的ですが、検診によりさまざまな病気が見つかる可能性もあります。

たとえば、胃がんの内視鏡検査で腫瘍が見つかった、大腸がん検査でポリープが見つかった、子宮頸がん検診で異型上皮腫瘍の診断を受けたなどのケースは少なくありません。

これらのがんになる前段階の「前がん病変」を見つけ出し、早期治療に結びつけることも、がん検診のメリットの一つです。

また、がん検診を受診し定期的に自身の身体と向き合うことで、生活習慣の見直しを意識したり、健康的な毎日を心がけたり、がんやがん以外の病気の予防にもつながるでしょう。

がん検診のデメリット

精度の高いがん検診にも、デメリットがあります。

日々進歩する医療の現場でも、検診の判定・診断の結果が100%正しいとは限りません

がんの種類や場所によっては、誤った診断を受ける可能性は否定できないでしょう。

ここで、どのようなデメリットがあるのか詳しく解説します。

検診結果が必ず合っているわけではない

がんが見つけにくい場所にある、見つけにくい形状をしている場合、がんを見逃してしまう可能性があります。

このような「偽陰性」により、治療の開始が遅くなり病状が進行するケースはゼロではありません。

そのため、がん検診は1回受けて終わりではなく、推奨された間隔での受診が大切です。

また、精密検査の結果、がんではなかった「偽陽性」や、進行せず消失する、もしくはそのままの状態で留まる生命を脅かさないがんを手術・治療する「過剰診断」などのデメリットもあります。

不必要な検査や治療を受けることで身体的・精神的な負担や、費用が発生するリスクを把握しておきましょう。

身体に負担がかかる検査がある

がん検診の検査内容によっては、身体に負担がかかります。

胃がん検診のエックス線検査の場合、胃の形や表面の凹凸をレントゲンで詳しく観察するため、造影剤のバリウムを飲まなくてはなりません。

検査後、処方される下剤を服用しバリウムの排出を促しますが、バリウムがスムーズに排出されない場合、腹痛や便秘が生じ、重症化すると腸閉塞や穿孔などを招く恐れがあります。

また、エックス線の放射線による被ばくの問題も否定できません。身体に影響を及ぼす可能性は極めて小さいと考えられていますが、一部の医療機関では妊娠中の検査はできません。

そのほか、内視鏡検査では胃や食道に穴があいたり、経鼻タイプの場合、鼻粘膜が傷つき出血したりするケースもあります。

受診後、気になる症状があった際は医療機関に相談しましょう

がん検診を受診する流れ

がん検診を実施している医療機関が分からない、どのように予約するのか知りたいという声も多く見受けられます。

ここからは、がん検診を実施している医療機関の調べ方や予約方法、受診当日までの流れを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

STEP

市内の実施医療センターを探す

横浜市の公式サイトに、各種検診実施医療機関が掲載されています。

お住まいの区以外でも受診が可能であるため、勤務先や学校などのご都合にあわせて医療機関をお選びください。

その際、自身が希望する検査に対応している医療機関を選ぶことが大切です。

また、検診・検査別から調べることも可能です。

なお、掲載されていない医療機関を受診した場合、横浜市の助成制度を利用できません。検診費用は全額自己負担のためご注意ください。

STEP

実施医療センターに電話して予約する

受診する医療機関が決まりましたら、「横浜市の○○検診を受診したい」と検診内容と受診希望日を直接お電話でご予約ください。

受付方法や検診の注意点など、医療機関で異なるので確認しましょう。

STEP

検診を受診する

予約した日時に受診し、住所と生年月日が確認できる書類を提示します。検診費用の免除を受ける方は、各証明書の提示が必要です。

胃がん検診の内視鏡検査を受けられる方は、受診当日に健康保険証を必ずご持参ください。

検診結果は、1ヶ月前後にご自宅へ郵送されます。一部の医療機関では、インターネット上や電話で直接確認する必要がある場合もあります。

がん検診に関するよくある質問

初めてがん検診を受診する方、久しぶりにがん検診を受診する方などから、次のような質問が多く寄せられます。

  • 横浜市がん検診を受けるときは何が必要ですか?
  • がん検診にかかる時間は?
  • がんにかかると出る症状は?

ここからは、上記の質問について回答します。ぜひ参考にしてみてください。

横浜市がん検診を受けるときは何が必要ですか?

住所や生年月日などが記載された本人確認書類が必要です。子宮頸がん・乳がんの検診無料クーポン券をお持ちの方はご持参ください。

胃がん検診を受診する方は、生検を実施する可能性があります。健康保険証をお持ちください。

検診費用の免除対象者の方は、各証明書が必要です。

がん検診にかかる時間は?

国が推奨する検査方法の所要時間は、10~20分程度です。

混雑状況や医師による問診など、医療機関によって長くかかることがあります。

また、一部の検査では検査着に着替える必要があるため身支度の時間もかかるでしょう。

どのくらい時間を要するのか、詳しく知りたい方はご予約の際に医療機関へお尋ねください。

がんにかかると出る症状は?

多くのがんは初期症状がありません。そのため、検診を受けて初めてがんになっていると知るケースが多いといえます。

初期以降はどのような症状が現れるのか、がんの種類別にまとめました。

下記のような症状や身体の異変はないか、確認しましょう。

スクロールできます
がんの種類初期初期以降~
肺がん無症状血痰、喉の痛み、背中や肩や胸の痛み
胃がん無症状便が黒い、貧血・ふらつきやめまい、体重減少
大腸がん無症状便秘・下痢、血便、腹痛、残便感、お腹が張る
子宮頸がん無症状不正出血、おりものの変化
乳がんしこり、くぼみ左右の乳房の形が非対照になる、分泌物が出る

肺がんの場合、痰に血が混じる血痰や喉の痛みが生じるほか、がんが胸膜まで進行すると背中・肩・胸に痛みが伴います。

胃がんは、胃からの出血によりタール便と呼ばれる黒い便、貧血、ふらつきやめまいなどの症状が現れます。

大腸がんは、便秘と下痢を繰り返し、便に血が付着していたら注意が必要です。腹痛のほか、お腹にしこりがある、お腹が張るなどの症状が出る可能性もあるでしょう。

子宮頸がんの症状は、月経中でないときの不正出血、おりものの変化です。下腹部や腰に痛みが生じ、尿や便に血が混じることもあります。

乳がんの主な症状は、乳房のしこりです。初期の段階から確認できますが、多くの場合、体調面の異変はありません。

乳房のくぼみ、乳頭のただれや分泌物、左右の乳房の形が非対称であると気付いた際は、早めに医療機関を受診しましょう。

忙しい方におすすめのマイクロCTC検査

「忙しいからがん検診を受診できない」「仕事の都合で横浜市内の検診にいけない」と困っている方には、マイクロCTC検査がおすすめです。

マイクロCTC検査は、1回5分の採血のみで全身のがんリスクが明確になるため、従来のがん検診に比べて検査時間や身体の負担が少ないことが特徴です。

ここからは、マイクロCTC検査の概要・特徴をお伝えします。

1回5分の採血でがんリスクがわかる

マイクロCTC検査は、1回5分の採血で全身のがんリスクがわかる検査です。

採血自体は数秒で終わり、前後の処置を含めても1回5分で終了するため、仕事や家事の合間、お出かけや買い物のついでに気軽に検査を受けられます。

また、身体の負担が少ないこともマイクロCTC検査の特徴の一つです。少量の血液を採取するのみで、検査時の痛み・苦痛はもちろん、検査後の副作用も一切ありません。

マイクロCTC検査は、従来の検査では発見が難しい、1cm未満のがん細胞を捉えます。

がん細胞は1cmを超えると十億個以上に増殖し、進行スピードが速くなりますが、従来の検査では、がん細胞の大きさが1cmにならないと発見できません。

非常に早い段階でがんを見つけ出せることが、マイクロCTC検査の強みです。

全国のクリニックで検査可能

マイクロCTC検査は、全国のクリニックで検査が可能です。

現在、140か所以上の提携クリニックでマイクロCTC検査を導入しており、今後も増える可能性が高いでしょう。

お住まいの地域や勤務先など、ご都合に合わせたクリニックをお選びください。

全国各地で採取された血液検体は、国内の検査センターで迅速に検査する体制を整えています。繊細な血液検体の劣化を防ぎ、高精度を保つことで正確性・信頼性を維持しています。

まとめ

がん検診を受診すれば、「がんが早期に見つかり、治療ができた」「がんではなかった」と、健康と安心につながります。

横浜市のがん検診は、鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区、港南区、保土ヶ谷区、旭区、磯子区、金沢区、港北区、緑区、青葉区、都筑区、戸塚区、栄区、泉区、瀬谷区のほか、川崎市、横須賀市、大和市、鎌倉市、藤沢市の一部の医療機関の受診が可能です。

お住まいの区以外の医療機関でも受診できるため、通勤・通学などのついでにも立ち寄れる医療機関を選べることも特徴の一つでしょう。

現在は、日本人の2人に1人ががんになる時代です。

対象となる年齢の方は受診間隔を守り、定期的にがん検診を受けましょう。

<参考>
がん検診 横浜市

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
※本サイトと提携する企業のPR情報が含まれます。

目次