いわゆる覚者と呼ばれる方や特殊な能力をお持ちの方、我々とはレベルが違ってみえる一風変わった方々に、「あなたからみて、「がん」ってどのように見えますか?」と質問すると、異口同音に「がんは決して強くて恐ろしい存在ではなくて、混乱して暴れているむしろ弱い存在だ」とおっしゃいます。

わたしが実際にお会いしたある超能力者の女性は
「わたしから見て、がんは「駄々をこねて泣きわめいている小さなお子さん」に見えます」
と表現されました。
『ちいさなお子さんが泣きわめいていて、駄々をこねていたら、どうしますか?
ある親は、頭をしばいて「うるさい、だまっとれ!」と言うかもしれません。
また、ある親は「うるさいわね。恥ずかしいから黙りなさい」と口を塞ごうとするかもしれません。
こういった無理やり黙らせるという方法もあるのですが、多くの方は優しく話しかけて、話を聴いてあげるのではないでしょうか?
「泣かなくても大丈夫だよ。どうしたの? なぜ泣いているの?」
って、愛情持って接してあげると思うのです。
細胞ひとつひとつは小さな子供みたいな存在で、すべて自分の一部で、「わたし」なんです。
抑圧したり、無理やり黙らせたり、闘ったりする存在ではないのです。
細胞ひとつひとつにそうやって優しく話しかけて話を聴いてあげると、その子は納得するし、自然と泣きやむのです。』と。

(つづく)

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